稲盛和夫さん(京セラ・KDDI創業者、日本航空名誉会長)は、その著書『生き方』のなかで、事業や仕事、そして夢を実現させる姿勢として大切なことを言っています。
第1章「思いを実現させる」のなかの「寝ても覚めても強烈に思いつづけることが大切」というページのなかで次のようなことを言っています。
このことは、ネットビジネスやアフィリエイトで収益を上げることについても言えると思います。
ただし願望を成就につなげるためには、並みに思ったのではダメです。「すさまじく思う」ことが大切。漠然と「そうできればいいな」と思う生半可なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思いつづけ、考え抜く。
頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。それほどまでひたむきに、強く一筋に思うこと。そのことが、物事を成就させる原動力となるのです。
>>「すさまじく思う」
>>強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思いつづけ、考え抜く。
>>ひたむきに、強く一筋に思う
ぼくなどは、「漠然と『そうできればいいな』と思う生半可なレベル」で、いままでいろいろなことを願望してきましたが、それではダメなんですね。
これは世界的なベストセラー『やり抜く力 GRIT(グリット)』にとても通じるところがありますね。
『やり抜く力 GRIT(グリット)』のアマゾンの本の紹介では、「ビジネスリーダー、エリート学者、オリンピック選手… 成功者の共通点は「才能」でも「IQ」でもなく「グリット」(やり抜く力)だった!」と書かれています。
稲盛和夫さんはその著書の中で、続きとして「願望を持続させ、ついには潜在意識にまでしみ込ませるほどでなくてはいけない」と言っています。
それなんかはジョセフ・マーフィーの理論とつながっていますよね。ジョセフ・マーフィーは、「潜在意識を利用することによって自らや周りの人さえも成功、幸福へと導く『潜在意識の法則』を提唱しました」(ウィキペディア)。
ぼくは若いころ、よくマーフィーの本を買い集めましたが、今でも人気があるようです。
ジョセフ・マーフィーのウィキペディアのページに、いいことが書かれていました。
成功の秘訣は、
1.建設的に考えること
2.楽しい想像をする習慣
3.(自信をもって)祈ること
4.行動すること
(『マーフィー博士 最後のことば』)
3番の「(自信をもって)祈ること」というのは宗教的で抵抗のある方がいるかと思いますが(マーフィー博士は牧師です)、これは「(自信をもって)念じること」と置き換えていいでしょう。「(自信をもって)念じること」によって願望を潜在意識にしみ込ませるのです。
ただ単に念じるのではなく、念じれば願望はかなうと「自信をもって念じること」が大事なんですね。
稲盛和夫さん(京セラ・KDDI創業者、日本航空名誉会長)